一般質問の動画
AIマインドマップ

AI要約
先日、菊川市議会において、石井ゆうた議員(市政の見える化党)による一般質問が行われ、公園運営のこれからについて集中的な議論が交わされました。特に、市民の憩いの場であり、子どもたちの重要な居場所である公園の今後について、活発な質疑応答が展開されました。
市民の声を踏まえた公園運営へ
石井議員はまず、令和5年度に実施された公園施設意見集約(市民アンケート)の効果について質問しました。市側は、アンケート結果から、日常的な利用において魅力的な遊具や施設が求められていると認識しており、今後の公園整備の参考にする考えを示しました。石井議員は、アンケートが引き続き重要であるとし、高齢者など多様な層からの意見収集を求めました。
複合遊具導入の検討と財源の課題
市民からの要望が多い複合遊具の導入についても議論されました 。市側は、公園が多様な役割を担う場であるとしつつ、現状ではバリアフリー化や長寿命化を優先して進めていると説明しました。新たな遊具の導入には多額の費用がかかるため、ふるさと納税制度やクラウドファンディングなどを活用した財源確保に取り組む方針を示しました。また、遊具の新設だけでなく、既存遊具の更新も検討するとしています。安全管理については定期的な検査を実施していることも説明されました. 石井議員は、複合遊具導入の課題が主に財源であることを確認しました。
都市公園行為許可基準の活用とPR
令和6年4月1日から実施されている都市公園行為許可基準についても質問がありました。この基準は、公園の利用促進と柔軟な活用を目的として策定されたもので、徴収された利用料は公園の維持管理に活用されるということです。市側は、施行後の利用申請者の大きな増加はないものの、市民が主体的に企画するイベントなどを通じた新たな公園活用のアイデアに期待しており、市民の「やりたい」「やってみたい」を応援する姿勢を示しました。今後、SNSなどを活用して利用事例を発信するなど、PRの強化も検討していくということです。石井議員は、この基準が市民の活動を後押しする良い取り組みであるとし、他の事業についても同様のオープンな許可基準の策定を提案しました。
水辺で遊べる公園の可能性
最後に、水辺で遊べる公園の検討状況についても質問がありました。市民アンケートでも水遊びができる場所や河川を利用したバーベキューなどができる場所を求める声が上がっていることを踏まえ、市側は、菊川川まちづくり協議会が中心となり、下前田川周辺で国土交通省と連携しながら広場の増設や社会実験を通じた利活用を検討していることを明らかにしました。石井議員は、公園という形にこだわらずとも、建設にあたって遊び心を取り入れた工夫があれば、子どもたちは自然と遊ぶのではないかという期待を述べました。